この記事では、この悩みを解決します。
- 柿の木をバッサリ剪定していいの?
- 剪定するのは、いつがオススメ?
- 枯らさないためのポイントが知りたい!
この記事では、柿の木をバッサリ剪定するのに最適な時期・剪定方法について解説していきます。
バッサリ剪定しても枯らさないためのポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
柿の木をバッサリ剪定しても大丈夫?

結論から言うと、柿の木はわりと強い木なので、正しい時期と方法を守れば、ある程度バッサリ剪定しても問題ありません。
ただし、むやみに枝を切りすぎると、実がならなくなったり、木が弱ったりすることがあるため注意が必要です。
特に柿は、実をつけるために残すべき枝があります。
大きくなりすぎた柿を一度で理想の高さにしようとせず、2〜3年かけて少しずつ整えるのが安心です。
まずは不要な枝を整理し、実をならせる枝を残しながら、木が回復できる範囲で剪定していきましょう。
柿の木をバッサリ剪定した方が良い5つのケース

まずは、柿の木をバッサリ剪定した方が良いケースについて紹介していきます。
- 木が高くなりすぎて実を収穫できない
- 枝が混み合って日当たりや風通しが悪い
- 実が小さい・数が多すぎる・味が落ちている
- 徒長枝が多く樹形が乱れている
- 何年も放置して老木化している
それぞれのケースを紹介していきますね。
木が高くなりすぎて実を収穫できない
柿の木が高くなりすぎて実を収穫できない場合は、剪定を考えるタイミングです。
柿は放っておくと上へ上へと枝を伸ばし、気づいたときには脚立を使っても届かない高さになることがあります。
実がなっていても取れない状態では、せっかくの柿を楽しみにくいですよね。
また、高い場所の実を無理に取ろうとすると、転落してしまう危険もあります。
収穫しやすい柿の木にするには、少しずつ樹高を下げていくことが大切です。
一気に低くしようと思って切りすぎると、木に負担がかかってしまいます。
今年は上に伸びすぎた枝を整理し来年以降でさらに低い枝へ切り替える、といった風に、数年かけて整えていくのがオススメですよ。
枝が混み合って日当たりや風通しが悪い
枝が混み合っている柿の木も、剪定した方が良い状態です。
枝が多すぎると、木の内側まで日光が届きにくくなり、風通しも悪くなり湿気がこもりやすくなります。
その結果、病害虫が発生しやすくなったり、内側の枝が弱ったりすることがありますよ。
柿の実をしっかり育てるには、葉に日光がきちんと当たるようにするのが大切です。
木の外側だけが葉で覆われ、内側が暗くなっている場合は、混み合った枝を整理しましょう。
実が小さい・数が多すぎる・味が落ちている
柿の実が小さくなったり、味が落ちたりしている場合も、剪定を行うタイミングです。
枝が多くなりすぎると、木全体に栄養が分散しやすくなってしまいます。
その結果、実がたくさん付いても、ひとつひとつが小さくなることもあります。
また、日当たりが悪い場所の実は、十分に色づきにくいこともありますよ。
柿は「たくさん実がなればいい」というわけではありません。
実を楽しむためには、枝の数や実の数を適度に調整することが大切ですよ。
徒長枝が多く樹形が乱れている
「徒長枝(とちょうし)」とは、上へまっすぐ勢いよく伸びている枝のこと。
徒長枝は、勢いはありますが花や実がつきにくいことも多いため、剪定しておきたい枝です。
柿の木では、徒長枝をすべて残すと、実を収穫しにくい形になってしまうことがあります。
また、徒長枝ばかりが増えると、日当たりや風通しも悪くなります。
特に太い枝の途中から何本も上に伸びている場合は、剪定で整理するのがオススメ。
ただし、徒長枝を全部切ればよいわけではありません。
位置のよい若い枝は、将来の枝として使えることもあります。
残す枝と切る枝を見分けながら、木全体の形を整えていくようにしてくださいね。
何年も放置して老木化している
また、何年も剪定していない柿の木は、老木化している可能性があります。
老木化した柿は、太い枝が多くなり、枝先ばかりに葉や実がつくことがあります。
木の内側は暗く、枯れ枝や細い枝が増えていることもありますよ。
この状態になると、表面だけを軽く整えても、なかなか扱いやすい木には戻りません。
古い枝を少しずつ減らし、若い枝に入れ替えていく剪定が必要です。
ただし、老木は若い木よりも回復に時間がかかります。
一気に太枝をたくさん切ると、木が弱ってしまうこともあるので注意してくださいね。
柿の木をバッサリ剪定するのに最適な時期を解説!

続いて、柿の木をバッサリ剪定する時期についても解説していきますね。
12月〜2月は剪定するのに一番オススメ!
柿の木をバッサリ剪定するなら、12月〜2月頃が一番オススメです。
この時期は、柿の実の収穫が終わり、葉も落ちていることが多いです。
枝の形が見えやすいため、どの枝を切るべきか判断しやすいですよ。
大きくなりすぎた柿を小さくしたい場合は、この冬の休眠期を中心に作業しましょう。
ただし、冬だからといって、どの枝でも切って良いわけではありません。
柿は、実をならせるために残したい枝があります。
特に、来年の実に関わる枝まで切りすぎると、実がならない原因になるので注意して剪定するようにしてくださいね。
11月は収穫後なら剪定をしてOK!
11月ごろでも、収穫が終わっていれば、剪定をしても問題ありません。
柿は品種や地域によって収穫時期が異なります。
そのため、11月に剪定する場合は、まず実を取り終えているか確認しましょう。
まだ実が残っている状態で大きく剪定すると、収穫できる実まで落としてしまうことになります。
11月は、枯れ枝や折れ枝、明らかに邪魔な枝を軽く整理する程度なら作業しやすい時期です。
ただし、暖かい地域では、木が完全に休眠していないこともあります。
本格的に太い枝を切ったり、樹高を下げたりする作業は、12月以降に行うと安心ですよ。
3月は芽が動き出す前なら可能
3月頃でも、芽が動き出す前であれば剪定できることもあります。
ただし、地域によっては春の生長が始まっていることもあります。
芽がふくらみ始めている時期に強く切ると、新芽や実に関わる枝を落としてしまう可能性があります。
この時期に作業するなら、枯れ枝や混み合った枝を整理する程度にとどめておきましょう。
特に暖かい地域では芽吹きが早いこともあるため、木の様子をよく見ながら作業してくださいね。
5月〜6月は徒長枝の整理や軽い剪定にしておく
5月〜6月ごろは、バッサリと剪定するのではなく、軽い整理にとどめておくようにしましょう。
この時期の柿は、新しい枝や葉を伸ばしている途中です。
勢いよく上に伸びる徒長枝も目立ちやすくなります。
徒長枝が多すぎると、日当たりや風通しが悪くなるため、不要なものは整理しても問題ありません。
ただし、大きな枝を切ったり、樹高を一気に下げたりするのは避けた方が良いです。
この時期に強く切りすぎると、木が弱ったり、実の生長に影響したりすることがあります。
5月〜6月の剪定は、「混みすぎた部分を少し整える」くらいの感覚で考えてくださいね。
7月〜10月は基本的に剪定するのは避けるべき
7月〜10月ごろは、基本的に剪定するのは避けましょう。
7月〜10月は、実が大きくなったり、収穫に向けて色づいたりする大切な時期。
また、枝や葉もよく茂っているため、強く切ると木への負担が大きくなります。
実がついている枝を切ってしまえば、その年の収穫量も減ってしまいます。
さらに、夏から秋にかけて無理に枝を減らすと、木が弱りやすくなることもあります。
どうしても枝が邪魔な場合は、通路をふさいでいる枝や、折れそうな枝を軽く切る程度にしましょう。
大きく小さくする剪定は、収穫後から冬まで待つのがオススメですよ。
【初心者向け】柿の木をバッサリ小さくする剪定方法を6STEPで解説!

次に、柿の木をバッサリ小さくする剪定方法についても解説していきますね。
全部で6つのSTEPに分けて、初心者でも分かるように順番に解説していきます。
STEP①:どの高さまで低くしたいか決める
まず、柿の木を切り始める前に、まずはどの高さまで低くしたいか決めましょう。
いきなり目についた枝から切ると、全体のバランスが崩れやすくなります。
たとえば、「脚立を使わずに収穫したい」「2段目の脚立までで届く高さにしたい」「隣家にはみ出した枝を減らしたい」など、目的を先に決めておくと作業しやすくなりますよ。
柿の場合は、実を収穫しやすい高さにすることが大きなポイントです。
ただし、大きくなりすぎた柿の木の場合、今年だけで理想の高さまで下げようとしないことが大切です。
大きな柿を一気に低くすると、強い徒長枝がたくさん出ることがあります。
まずは今年下げる範囲を決め、2〜3年かけて少しずつ整えていきましょう。
STEP②:まずは枯れ枝・交差枝・内向枝・不要な徒長枝を切る
最初に切るのは、明らかに不要な枝です。
不要枝を先に整理すると、木全体の形が見えやすくなります。
不要な枝として代表的なのは、下のような種類の枝です。
- 枯れ枝(葉や芽がなく、乾いたように見える枝)
- 交差枝(ほかの枝とぶつかったり、こすれたりしている枝)
- 内向枝(木の外側ではなく、幹の中心に向かって伸びている枝)
- 不要な徒長枝(幹や太い枝から上方へ真っ直ぐ、勢いよく長く伸びる枝)
ただし、柿の場合、徒長枝はすべて切る必要はありません。
真上に強く伸びて木を高くしてしまう枝や、内側を混ませている枝は整理しましょう。
逆に、低い位置から外側へ伸びている若い枝は、将来の枝として使えることがありますよ。
太い枝からいきなり切るのではなく、まずは不要な枝を減らして、木の中に光が入るようにしましょう。
STEP③:残す主枝と結果母枝を確認する
不要枝を整理したら、次に残す「主枝」と「結果母枝」を確認しましょう。
「主枝」は、柿の木の骨組みになる太めの枝です。
木全体の形を支える大切な枝なので、むやみに切りすぎないようにしましょう。
そして、柿の剪定で特に重要なのが「結果母枝」です。
「結果母枝」とは、翌年に実をつける枝のもとになる枝のこと。
柿は、前年に伸びた枝から新しく枝が出て、その新しい枝に花や実がつきます。
つまり、実を楽しみたい場合は、結果母枝を残すことが重要です。
すべての枝を短く切り詰めてしまうと、翌年の実が減ることがあります。
実際に切る前に、「この枝を残せば来年の実につながるかもしれない」と考えておくようにしてくださいね。
STEP④:高く伸びた枝や太い枝を整理する
残す主枝と結果母枝を確認したら、高く伸びすぎた枝や不要な太い枝を整理していきましょう。
柿の木を小さくしたい場合、上の枝をただ途中で切り詰めるだけでは、きれいな樹形になりにくいです。
切った場所から徒長枝が何本も出て、次の年にはまた高く伸びてしまうことがあります。
そのため、高い枝を切るときは、低い位置で外側へ伸びている枝に切り替えるように剪定しましょう。
たとえば、高く伸びた太枝の下に、外側へ向かう若い枝がある場合は、その若い枝を残します。
そして、その枝より上の不要な部分を切ることで、少しずつ低い樹形に近づけます。
太い枝を切るときは、枝の途中で中途半端に残さず、付け根に近い位置で慎重に切ることが大切ですよ。
ただし、太枝を一度に何本も切ると木への負担が大きくなります。
今年切る太枝は本数を絞り、残りは来年以降に回すのがオススメです。
STEP⑤:全体のバランスを見て切りすぎを調整する
一通り枝を整理したら、木から少し離れて全体のバランスを確認しましょう。
近くで枝だけを見ていると、切りすぎや偏りに気づきにくいです。
少し離れて見ることで、片側だけ枝が少なくなっていないか、上部だけを切りすぎていないかが分かりやすくなりますよ。
柿の剪定では、実をならせる枝を残せているかも大切な確認ポイントですよ。
結果母枝を切りすぎると、翌年の実が少なくなることがあります。
見た目をすっきりさせることだけを優先せず、来年の実につながる枝が残っているかを見直しましょう。
また、木の内側に光が入る程度に枝が整理されていれば、無理に追加で切る必要はありません。
「もう少し切りたい」と思うくらいで止めるほうが、柿の木にはやさしい剪定になりますよ。
STEP⑥:切り口を保護して剪定後の様子を見る
太い枝を切ったあとは、切り口の保護も忘れないようにしましょう。
切り口が大きいままだと、乾燥したり、雨水が入り込んだりして、傷みや腐りにつながることがあります。
特に直径が太い枝を切った場合は、癒合剤を塗って保護するのが良いです。
癒合剤は、ホームセンターや園芸店で購入できますよ。
剪定後は、切った直後だけでなく、その後の芽吹きや枝の伸び方も確認しましょう。
柿の木は、強く切った後に、徒長枝が勢いよく出ることがあります。
すべてを残すと、また樹高が高くなったり、木の内側が混み合ったりします。
来年以降は、伸びた枝の中から残す枝を選び、不要な徒長枝を整理していきましょう。
バッサリと剪定した後でも、様子を見ながら少しずつ整えることで、収穫しやすく、管理しやすい柿の木に近づいていきますよ。
柿の木をバッサリ剪定しても枯らさないための5つのポイント

柿の木を自分でバッサリ剪定する際に、枯らさないためのポイントについても紹介していきますね。
柿の木をバッサリ剪定しても枯らさないためのポイントは下の5つ。
- 一度に剪定する量は全体の3分の1までにする
- 太い枝を何本も同時に切らない
- 結果母枝を切りすぎない
- 老木は2〜3年かけて小さくする
- 若木や樹勢が弱い柿は強剪定を避ける
それぞれ順番に紹介していきます。
ポイント①:一度に剪定する量は全体の3分の1程度までにする
柿の木を枯らさないためには、一度に切りすぎないことが大切です。
目安としては、剪定する枝の量を全体の3分の1程度までに抑えましょう。
これは、枝の太さに関係なく、「木全体からどれくらい枝葉を減らすか」という考え方です。
細い枝が中心であっても、切る量が多すぎると、木が十分に葉を広げにくくなります。
葉が少なくなりすぎると、養分を作る力も落ちやすくなりますよ。
特に、放置された柿は枝が多く見えるため、「もっと切っても大丈夫」と感じやすいです。
しかし、見た目を一気にすっきりさせることよりも、木が回復できる余力を残すことが大切です。
「少し物足りないかな」と思うくらいで止めるのがオススメですよ。
ポイント②:太い枝を何本も同時に切らない
太い枝を切るときは、何本も一気に切らないことも大切です。
これは、上で書いた剪定する量の多さとは別に、「切り口の大きさ」による負担を考えるためです。
たとえば、全体の剪定量が3分の1以内に収まっていても、幹に近い太枝を何本も切ると、柿の木には大きなダメージになります。
太い枝を切ると切り口が大きくなり、そこから乾燥したり、腐りが入ったりすることがあります。
また、太枝は木の骨組みでもあるため、何本も同時に切ると樹形のバランスが崩れやすくなります。
柿の場合は、太枝を強く切ったあとに徒長枝がたくさん出ることもあります。
枝を減らしたはずなのに、次の年には上向きの枝ばかり増えて、かえって管理しにくくなることもあります。
太い枝を切る場合は、「今年切るのは1〜2本まで」と決めておくと安心です。
残りの太枝は、来年以降に木の回復を見ながら整理していきましょう。
ポイント③:結果母枝を切りすぎない
柿の木を剪定するときは、結果母枝を切りすぎないように注意するのも重要なポイント。
結果母枝は、翌年の実につながる大切な枝です。
柿は、前年に伸びた枝から新しい枝が伸び、その新しい枝に花や実がつきます。
そのため、前年に伸びた枝をむやみに切り落とすと、来年の実が減ることもありますよ。
実を収穫したい場合は、日当たりの良い位置にある若めの枝を残しましょう。
逆に、内側へ向かう枝や、混み合っている枝、真上に強く伸びる徒長枝は整理するようにしてくださいね。
ポイント④:老木は2〜3年かけて小さくする
老木の柿を小さくしたい場合は、2〜3年かけて剪定しましょう。
老木は若い木に比べて、切ったあとの回復に時間がかかることがあります。
一気に高さを下げたり、太い枝を大量に切ったりすると、木が弱ってしまうことがあります。
まず1年目は、枯れ枝や混み合った枝を中心に整理します。
木の中に光と風を入れることを優先しましょう。
2年目以降に、高く伸びた枝を少しずつ低い枝へ切り替えていきます。
この方法なら、木に負担をかけすぎずに樹高を下げられますよ。
また、老木では若い枝をうまく残すことも大切です。
古い枝を一気に切るのではなく、若い枝が育つのを待ちながら、少しずつ世代交代させていきましょう。
ポイント⑤:若木や樹勢が弱い柿は強剪定を避ける
植えたばかりの若い柿や、樹勢が弱っている柿は、強剪定を避けましょう。
植え付けから数年の若木は、まだ根や幹の骨格を作っている時期です。
この時期にバッサリ切りすぎると、木の形が作りにくくなったりすることがあります。
若木では、強く小さくする剪定よりも、将来の形を整える軽い剪定を意識しましょう。
また、葉が少ない、枝先が枯れている、実が極端に少ないなどの柿も注意が必要です。
すでに弱っている木を強く切ると、さらに回復しにくくなることがあります。
このような場合は、枯れ枝や明らかな不要枝を取り除く程度にとどめましょう。
「元気になってから整える」くらいの気持ちで作業するようにしてくださいね。
バッサリ剪定した後に柿の実がならない5つの原因

続いて、バッサリ剪定した後に柿の実がならない原因についても紹介していきますね。
これから剪定する方も、すでに剪定した後で不安な方も、参考にしてくださいね。
結果母枝を切りすぎた
上でも書いた通り、結果母枝は切りすぎないようにすることが重要です。
バッサリと剪定した後に柿の実がならない場合、結果母枝を切りすぎた可能性があります。
柿は、前年に伸びた枝をもとにして、翌年の花や実をつけます。
そのため、前年枝をたくさん切ってしまうと、実をつける場所が少なくなってしまいますよ。
柿を収穫したいなら、すべての枝を短くする剪定は避けるべきです。
日当たりのよい外側の枝や、ほどよい長さの若い枝は、来年の実のために残しておきましょう。
逆に、内向枝や交差枝、明らかに混み合っている枝を優先して切ると、実への影響は出にくいですよ。
徒長枝ばかり残してしまった
柿の実がならない原因として、剪定で徒長枝ばかり残してしまうケースもあります。
徒長枝は、上にまっすぐ強く伸びる枝です。
勢いがあるため「元気な枝だから残したほうがよさそう」と感じるかもしれません。
しかし、徒長枝は実がつきにくかったり、樹形を乱したりすることがあります。
特に、強剪定のあとには徒長枝が多く出やすくなります。
剪定後に出てきた枝は、すべて残すのではなく、将来使える枝を選びましょう。
外側へほどよく伸びている枝は残しやすい枝です。
一方で、真上に勢いよく伸びる枝や、内側へ向かう枝は整理した方が良いですよ。
強剪定で木が枝葉の回復を優先している
バッサリと剪定した次の年に実が少ない場合、柿の木が枝葉の回復を優先している可能性もあります。
強く切られた木は、まず葉や枝を増やして体力を取り戻そうとします。
そのため、実をつけるよりも、新しい枝を伸ばすほうに力を使うことがあります。
これは、必ずしも失敗とは限りません。
木が生きていて、新しい芽や枝が出ているなら、回復の途中の可能性が高いです。
ただし、毎年のように強く切り続けると、実がならない状態が続くことがあります。
バッサリ剪定した次の年は、実の量を求めすぎず、木の回復を見守ることも大切です。
次の剪定では、枝を整える程度にして、木に負担をかけすぎないことが大切ですよ。
実をつけすぎて隔年結果を起こしている
柿は、実をつけすぎた次の年には実が少なくなることがあります。
これは隔年結果という現象です。
前年に実をたくさんならせると、木が多くの栄養を使います。
その結果、次の年の花芽を作る力が弱くなり、実が少なくなることがあります。
「去年はたくさん実ったのに、今年はほとんどならない」という場合は、剪定だけでなく隔年結果も考えられます。
柿の実を毎年安定して楽しむには、実をつけすぎないことも大切。
実が多すぎる年は、摘果をして数を調整するのも一つの手ですよ。
日当たりや肥料の状態が悪い
柿の実がならない原因は、剪定だけではありません。
当然ですが、日当たりや肥料の状態が悪い場合も、実つきに影響することがあります。
柿は日当たりのよい場所を好みます。
枝が混み合っていたり、周囲の木や建物の影になっていたりすると、花や実がつきにくくなることがあります。
また、土が硬くなっていたり、根元まわりが雑草で覆われていたりすると、根が十分に働きにくくなりますよ。
肥料が不足している場合も、実のつき方や大きさに影響することがあります。
ただし、肥料を与えすぎると枝ばかり伸びることもあるため注意が必要です。
剪定後は、日当たり、風通し、土の状態もあわせて見直すようにしてくださいね。
こんな柿の木は剪定業者に依頼したほうが安全

柿の木を剪定する際、自分で剪定する人もいると思いますが、業者に依頼するという手もあります。
特に、下のような場合には、剪定業者に依頼するのをオススメします。
- 脚立で届かない高さがある
- 太枝が多くチェーンソーが必要
- 電線・屋根・隣家に近い
- 老木で倒木リスクがある
- 剪定枝の処分が難しい
柿の木の剪定は、少しだけなら自分でできる場合もあります。
ただし、無理をすると事故や木の傷みにつながるため、危険な場合は剪定業者に依頼したほうが安心です。
たとえば、脚立を使っても届かない高さまで伸びている柿は注意が必要。
高い場所でノコギリを使う作業は、転落の危険があります。
「少し手を伸ばせば届きそう」という状態でも、足元が不安定なら無理をしないほうがよいでしょう。
また、太い枝が多く、チェーンソーが必要な場合も自分で作業するのは危険です。
太枝は重さがあるため、切った瞬間に予想外の方向へ落ちることがあります。
屋根や電線、隣家に枝が近い場合、かなり気を付けて作業する必要があるため、初心者にはあまりオススメしません。
さらに、幹に空洞がある、根元が腐っている、太枝に大きな割れがあるような老木も注意が必要です。
剪定によって木の重心が変わり、倒木や枝折れが起きる可能性もあります。
また、バッサリと剪定した後には、切った枝の処分もけっこう大変。
柿の太枝は重く、量が多いと自治体のルールに合わせて処分するだけでも、かなり面倒ですよ。
この記事を読んでいて、「安全に切れるか分からない」「どの枝を残せばよいか判断できない」と思ったら、無理をせず業者に相談するようにしてくださいね。
柿の木をバッサリ剪定しても大丈夫?最適な時期や枯らさないポイントまとめ

この記事では、柿の木をバッサリ剪定するのに最適な時期・剪定方法について解説させていただきました。
柿の木はわりと強い木なので、正しい時期と方法を守れば、ある程度バッサリ剪定しても問題ありません。
ただし、切りすぎると木が弱ったり、次の年に実がならなくなったりすることがあるため注意しましょう。
剪定にオススメの時期は、収穫後から休眠期にあたる12月〜2月頃です。
その他の時期だと、11月は収穫後なら軽い整理ができ、3月は芽が動き出す前であれば剪定できる場合があります。
ただし、5月〜6月は徒長枝の整理くらいにとどめ、7月〜10月の剪定は避けた方が良いですよ。
柿の剪定で特に重要なのは、結果母枝を切りすぎないこと。
柿は、前年に伸びた枝から新しい枝が伸び、その枝に花や実がつきます。
実を楽しみたい場合は、不要な枝だけでなく、残す枝にも意識を向けましょう。
脚立で届かない高さの枝や、太い枝が多い老木、電線・屋根・隣家に近い柿は、自分で作業すると危険です。
この記事で紹介した内容について、自分で作業するには不安な方は、無理をせず剪定業者に相談するようにしてくださいね。
